浜松市の小学生・中学生向け学習塾、完全個別指導の松陰塾 浜松大平台校、塾長の吉田です。みなさまこんにちは！
県統一模試に参加しました
17日（土）と18日（日）、当塾塾生の中学生たちは県統一模試に参加しました。国語・数学・理科・社会・英語の5教科の模擬試験を休憩を含め5時間かけて実施しています。今回は中2生たちも参加し、中2、中3の20名ほどで実施しました。この他数名は18日（日）に聖隷クリストファー中・高の共通会場での受験に参加、私は教室の方におり様子は見れてませんが、本番同様の雰囲気で模試が受けられ、良い予行演習になったのではないかと思います。またいつもの当塾教室内で受験した塾生たちも、違う中学、違う学年の子たちと受験番号順に並び、時間に追われる状況で緊張感を持って模試を受けることで良い刺激を受けてくれたものと思います。結果の戻りは1月、新学期が始まってからにはなりますが、特に中3生にとっては、間近に迫った私立高校受験の準備に必ず役立ちます。
間もなく冬期講習開始！冬期講習では過去問に取り組みます
さて当塾では23日（金）より冬期講習に入ります。過去の記事でも何度か触れてますが、当塾この冬期講習では受験生である小6中学受験組と中3の塾生たちは、それぞれ本命とする志望校の過去問に取り組みます。ここまで進めてきたそれぞれ総復習の、いよいよ実力試しに入る段階です。
なんのために過去問に取り組むかを意識しておきましょう！
過去問に取り組む主な理由は、
①その志望校の出題傾向に慣れておくこと
②本番のレベルを肌で感じておくこと
③苦手単元を見つけること
加えて、これは志望校や塾生によりますが、
④入試当日の試験で点数を取るための分析と対策を行うこと
この辺りが過去問に取り組む理由になります。
ちなみに高校入試における過去問についてはよく言われるんですが両極端な2つの話があります。
「過去問さえしっかりできるようにしておけば高校入試は問題ない」
「過去問は一度出た問題、全く同じ問題など出ないのだから（やる）必要がない」
これはどちらも一理ありますが、結局のところどちらも不足があります。
まず過去問さえしっかりできておけば、という言い方はそもそもこれを言う方と受け取る方の理解にずれがあるケースが多いと思われます。言う方の意図としては、『過去問で出た問題が自力で解けるレベルになっておけば、問題が変わっても大丈夫だ』という意図。そしてこれを受け取る方によくある勘違いが『この問題さえ解ければ大丈夫だ』という食い違いですね。勉強を『理解する』形でしてほしいという意図で発した言葉が、『覚える』勉強として受け取られています。また、過去問は一度出た問題だからやる必要はない、という考えでは、入試を受ける学校ではどんなレベルの問題が、どのくらいの問題数で出題されるのか、また何問正解すれば合格となるのか、全くわかりません。この影響はレベルが上の学校であればあるほど顕著に出るものと思います。
『応用力』と『覚える』勉強、『理解する』勉強
模試を受けること、過去問に取り組むこと、どちらも本番の入試に近い形で問題を解く練習なわけですが、この結果に大きな差がつくのが『応用力』です。それぞれ中学で学んでいる内容を試験で受け実力を測るわけですが、この時期塾生たちからよく出るセリフに『こんなの習ってない！』というものがあります。問題を見ると、学校で習った問題の応用、組み合わせにより答えを出す、数学の文章問題、社会の記述問題など多くの教科で出される形の問題です。毎年何人かからこのセリフを聞くのですが、この考え方をする子たちは大体、勉強を『覚える』ものだと考えています。確かに『覚える』が占める部分も大きいですが、必要なのは『覚える』と同時に、『理解する』ことです。『応用力』を身につけるためには、この『理解する』という勉強の仕方、学習が必須です。
間もなく始まる冬期講習にて、受験生たちは過去問、その他の小学生たちはここまでの復習に加え新しい範囲の予習、中学生たちはこれまでの総復習と休み明けのテスト対策に取り組んでいきますが、私自身がまずこの『覚える』学習と『理解する』学習を改めて明確にした上で指導していかなければ、と改めて感じた先週でした。
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