浜松市にお住まいの小学生、中学生、保護者の皆様こんにちは！西区大平台の個別指導の塾、松陰塾 浜松大平台校の吉田です。
当塾も夏休み期間は夏期講習、その夏期講習に向けてただいまあれこれ準備中。小学生にも中学生にも、たくさん課題を用意してます！夏期講習の学習塾をお探しでしたら、ぜひ当塾へお問合せください！
さて、そんな夏期講習前の当塾は来週まで、保護者の皆様との面談週間となっております。塾生のみんなの普段の様子、勉強の進み具合、夏期講習のコース選択と今後の進路、勉強方針などのお話をさせていただく機会です。当塾では春期講習前、夏期講習前、冬期講習前の年3回、保護者面談の機会を設けておりますが、夏期講習前のこの時期に一番多い保護者様からの質問が、『裁量枠って何？』というものです。
裁量枠、静岡県独自の公立高校入試におけるシステムですが、これについて、浜松市で高校受験のお子様を持つ実際の保護者様に伝わりやすいよう、わかりやすく説明してみたいと思います。
裁量枠とは
『裁量枠』とは、静岡県の公立高等学校の入学者選抜方法の一つです。『学校裁量枠』、つまり入学者を選抜する際の『学校（高校）』自体の『裁量』で決定する合格者の『枠』、ということになります。『裁量』とは、「その人自身の考えに基づいて判断し決定や対処をすること」ですので、この『学校裁量枠』の場合、学校（高校）側がほしい生徒像を提示し、その条件に合う受験生たちが通常の入学選抜試験の枠とは別で合否の枠を競う選抜方法、ということで説明できますね。（後に書いてますが、実際は完全に別というわけでもないです）
まとめると『裁量枠』は、静岡県の各公立高校がその高校でほしい生徒さんの条件をそれぞれで定め、その条件に合う生徒さんはその学校、そのコースでの全体募集人数の50％を上限にして、高校独自の選抜方法で合格者を決めますよ〜、といった高校入試の選抜方法のことです。条件は高校毎さまざまで、裁量枠を実施していない高校やコースもあります。静岡県の公立高校では現在『推薦入試』の制度がないので、イメージ的には静岡県の高校入試においては『推薦入試』の代わりになるような制度、と思ってもらえればいいのかなと思います。
裁量枠については静岡県のホームページでその年度の詳細を確認できます
この裁量枠、一口に言っても、自己推薦方式での裁量枠受験と同じ枠内で、高校側から声がかかるケースもあるようです。このあたりは公式に発表されているものではありませんが、実際にスポーツによる裁量枠受験者の中にはこういう『声がかかっての裁量枠受験』、という受験生もこれまで多く目にしてきました。この場合は学校側がその生徒さんをほしがっているわけですから、同じ裁量枠受験者の中でも当然に優先して合否が判断され、その分合格となる可能性は高いはずです。おそらくこういった学校から声をかけるケースについては合格基準のボーダーも裁量枠の中でも異なるでしょう。
推薦入試と何が違うのか
静岡県の公立高校には『推薦入試』のシステムがないので、その代わりと言っても良いかと思います。ただ、『学校裁量枠』で受験する場合でも、入試当日の試験や面接は一般受験者と同じく一通り課されます。加えて、裁量枠受験者のみに課される、作文・実技検査・適応力検査などのその高校独自選抜項目に追加で挑む必要があります。
また『推薦入試』には一般的に、自己推薦、指定校推薦、他に主に大学入試では『総合型選抜（旧AO入試）』『一芸入試』などがあります。これらの試験は試験内容も合格確率も、学校ごと様々ですが、この中で言えば静岡県高校入試の『学校裁量枠』は自己推薦型、かつ学力検査を課される総合型選抜、というイメージに一番近いかと思います。
合格確率については、希望する学校、裁量枠の内容によって変わってきますが、正直なところトータルでは『ほぼ合格』とまではいかず、『一般受験よりは若干有利』くらいに受け止めたほうが良いかもしれません。というのは、①当然裁量枠にも定員がある、②選抜基準が曖昧な部分がある、③調査書や当日の結果も合わせて加味される、これらが『推薦入試』との違いであるからです。
①はそもそもが定員の50％までしか裁量枠での合格が出せないこと、②は基準を満たしさえすれば合格とはならず、③は結局のところ学力や調査書の数字、内申点はある程度必要とされます。
裁量枠の合否判断
厳密には学校ごと異なるかもしれませんが、まとめて簡単に説明すると、
入試当日全試験終了後、
⇛ ① 裁量枠受験者の中からまず合格者を決める
⇛ ② 裁量枠受験者の不合格者を一般受験者と合わせる
⇛ ③ 募集人数から①を引き、残った人数枠分②から合格者を決める
こんな感じです。裁量枠受験者がまず優先的に合否が判断され、そこでダメでも一般受験生と合わせ二回目の合否を選定される機会がある形になりますので、有利であることは間違いないでしょう。
裁量枠受験のデメリット
裁量枠の受験は、スポーツにしろ勉強にしろ他の活動にしろ、その得意分野を認められての合格判断となりますので、高校入学後その内容についての活動を続けることが条件となります。部活動の裁量枠で入学すれば部活動は他を選ぶことはできません。また部活引退まで続けることも基本的には必須になるので、よほど事情がない限り途中で辞めることもできないと考えておきましょう。最初からその分野を高校で続けるつもりがないのであれば、当然裁量枠受験をするべきではありません。
さて、静岡県の高校入試における『裁量枠』についておわかりいただけたでしょうか。中学3年生の夏ころになって初めてこの言葉を聞いたという保護者様、実際に声がかかってから『裁量枠』って何？推薦とは違うの？となった保護者様、また友達から聞いて「なにそれ！有利なの！？」となった中学生自身もいるかと思います。
「もっと詳しく聞きたい！」という方、浜松市の中学受験、高校受験についての疑問やお困りごとのある方はぜひ当塾へ、お気軽にご相談ください！夏期講習生も募集中です。
------------------------------------------------------------
ただいま夏期講習生大募集中！
この夏で大きく成績を伸ばしたい、
受験対策を進めたい、
そんな小・中学生はぜひ当塾の夏期講習へ！
------------------------------------------------------------
■住所：浜松市西区大平台3-29-18 ルアンジュ101号
■フェイスブックページ：@showin.hamamatsu
■ツイッター：@showinohiradai
■電話番号：053-543-7227
■アクセス 遠鉄バス：遠鉄ストア大平台店 バス停から西に徒歩3分 大平台高校正門付近から：道なりに北へ徒歩3分、西岸中央公園前
■駐車場完備：塾建物の裏に駐車場も完備しています（NO1～NO4）
■松陰塾 浜松大平台校の通塾エリアは下記となります 入野中学校、神久呂中学、富塚中学、湖東中学、篠原中学、雄踏中学 大平台小学校、神久呂小、西都台小、富塚小、富塚西小、入野小 もちろん他学校の生徒さんも大歓迎です！
